六月の死
2016年 06月 01日新作1点(鉛筆画ハガキサイズ)と旧作2点(鉛筆画と油彩)を搬入してきました。
もう一年以上も前に決まっていた企画で、まさか自分が本当に死にかけるなんて思ってもいなかった。
ちょうど半年前は意識不明で、三途の川に足をつけて彷徨っていたのかも。
新しい技法に挑戦して頑張ろうと思っていたのですが、5月後半体調を崩したのと『死』について考えていると気が滅入ってしまって挫折しました。
病気になって一番感じたのは『次に死ぬのが怖い』ことなのです。
復帰第一弾の鉛筆画は『微睡』
脳幹脳炎になって目が見えなくなり、ずっととろんとした半眼みたいな状態でいました。
夢か現実か分からず、意識朦朧と微睡(まどろみ)の中にいたイメージで描きました。
写真は一月末の随分視力が回復して眼球も少し動くようになった時に病院のベットで撮ったもの。
(わざとじゃなくてこれが普通の状態だった)
それより前の主人に撮ってもらった写真は怖くてまだ見ていません。。。
2月中旬位もまだ『どこか遠くを見ているような目』だったと言われました。
不思議だなと思ったのは古い作品も『輪廻』(死と再生)をテーマにした作品が多い事。
私以外の方々の作品が素晴らしいです!
『死』を連想させる恐ろしい展覧会かと思っていたら上品で美しい世界です。
雨と紫陽花の季節、静かな雨音を聴きながら楽しんでいただければと思います。
ザロフさんで柘榴ジュースをいただきました♪
by zakuro-ami
| 2016-06-01 10:44
| 創作